薬剤師になるには
薬剤師になるには、大学の「薬学部」を出て、国家試験に合格する必要があります。このどちらもが必須事項です。「薬学部」は、かつては4年制でしたが、法改正によって現在は「6年制」です。従って、その分学費がかさむわけですが、これは将来のための投資と考えるしかありません。
「薬学部」は国立大学にも私立大学にもあります。どちらを選ぶかは、授業料等さまざまなことを検討した上での個人の選択になりますが、一般的には、国家試験合格率と就職率が高いのは私立、と言われています。その理由は、国立は薬剤師を目指すよりも「研究者系」を志向する学生が多いからなのです。
また私立大学は、それが大学の看板にもなるため、国家試験の合格率を上げる為の努力と対策を国立より熱心に行っていると言われています。例えば2008年に行われた「第93回薬剤師国家試験」の学校別合格者ランキングを見ても、上位はすべて私大が占め、国立は22位にやっと千葉大学が登場、といった状況です。しかしこの傾向の裏には、私大の「合格率を下げる不勉強な学生には国家試験を受験させない」という共通方針があります。
つまり、「私大に入れば合格確実」なのではなく、「合格に向けて努力する」という姿勢を忘れてはいけません。国家試験は現在では「年一回」毎年行われ、試験に無事合格すると、厚生労働大臣より合格証書の交付を受けます。そして薬剤師法第7条の規定により、申請を行って薬剤師名簿に登録することで正式な「薬剤師免許」が厚生労働大臣より与えられ、ようやく一人前の薬剤師としてのデビューとなります。