薬剤師の報酬

薬剤師の仕事は多岐に渡りますが、まずメインと言えるのは調剤薬局・ドラッグストアにおける調剤・販売管理業務です。平成14年厚生労働省統計によれば、約23万人の登録調剤師のうち、約10万人がこの「薬局従事者」です。仕事の内容は薬局とほぼ同じになりますが、「病院・診療所従事者」が約5万人です。

これらの現場では、医師の処方箋に基づいて薬を調剤し、服薬指導を行い、また必要に応じて医薬品関連情報を提供していきます。薬は飲みあわせ等によっては劇薬となることもあり、この調剤・販売管理業務は市民の健康と安全を管理する重要な業務です。次に薬剤師の従事者が多いのが、製薬会社における、薬品の製造・企画・開発者、また新薬の営業をするMR職など「医薬品関係企業従事者」で、同じく約5万人です。

製薬会社における「医薬品製造管理者」は法律により、薬剤師であることが義務付けられています。従って、製薬会社における花形職種に就けるのも薬剤師の魅力のひとつです。その他の職種としては、大学などの教育関係に7千名、行政機関に6千名ほどの従事者がいます。後進の指導、研究、法整備等、薬剤師の活躍の場はさまざまです。

さらに、約5千名はその他業種で従事しています。その他業種には、化粧品メーカーや、食品関連メーカー、化学系企業、飲食業界などさまざまです。なぜ飲食業界かというと、薬剤師資格には「食品衛生管理者」などいくつかの無試験で得られる付与資格があります。こうした付与資格もフルに強みとして発揮しながら、就職可能な業界・業種を幅広く持てることが、薬剤師資格の魅力のひとつなのです。